サイバーセキュリティ対策の必要性
近年、ランサムウェアや標的型攻撃といったサイバー攻撃の被害というのが世界中でどんどん増加している傾向があります。あまり興味が無くても名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんが、被害が広がるにつれてこのようなサイバー攻撃の驚異から会社を守る手段を講じる動きが日本でも加速的に高まってきています。
とはいえ、
「うちみたいな会社が狙われることはない」
「Windows Defender入ってれば十分でしょ」
「コストだけかかるセキュリティにかけるお金は無い」
という認識をされている企業様がまだまだ多いのも現実です。
他にも「セキュリティ対策をしなきゃいけないのはわかるが、何をしていいのかがわからない」という声も数多くあります。
世界的に見ても年々中小企業を狙ったサイバー攻撃は増加している傾向にあると言われています。これは大企業がしっかりコストをかけてセキュリティ対策を行うことでセキュリティが強固なものになってきていることも起因していると考えられますが、ターゲットの大企業への踏み台として中小企業が狙われるというケースも増えているようです。
実際に経済産業省からサイバーセキュリティ経営ガイドラインが発表されています。
この中からの抜粋ですが、以下のような対策案が推奨されています。
この対策例の中に多層防御と書かれているのが確認できます。
多層防御というのはインターネットから企業への「入り口対策」から始まり「内部対策」に加えて「出口対策」と複数の層で防御していくという仕組みのことを指します。
ただし、これらの各層を守るセキュリティ設備を持つとなるとコストも非常にかかりますし、中々全てを導入とはいかないと思います。仮に導入したとしても運用面を考えると管理者様の負荷も非常に大きなものになることが懸念されます。
当社ではコストを可能な限り抑えた形で多層防御を実現する構成をご提供致します。
UTM(統合脅威管理)による多層防御
UTMとは複数のセキュリティ対策機能を一つのハードウェアに統合したものを指します。
ファイアウォール、アンチウイルス、アンチスパム、IPS(侵入防御)、WEBフィルタリング等の機能を持つセキュリティ製品をそれぞれ用意すると導入コストもランニングコストも非常に高額になってしまいます。仮に導入したとしても前段で述べたようにそれぞれのセキュリティ製品の運用をしていくには管理者様への負荷が非常に大きくなってしまいます。
UTMの場合は1台で複数の多層防御機能を持つため、大きくコストを削減しつつ効率的にセキュリティ対策を実現することが可能になります。UTMなら運用する機器は1台で済むため管理者様の負荷も相当軽減することができます。
今後、企業の規模を問わずサイバーセキュリティ対策の必要性というのはより一層高まっていくため、総合的なセキュリティ対策を安価で実現できるUTMの早期導入をおすすめ致します。
UTMはルータとしての役割も果たせるため、現在インターネット接続に使用しているルータとUTMを入れ替えるのもおすすめです。
また、UTMを導入しようとお考えでもどのような製品を導入すればいいのかわからないということもあるかと思います。当社ではお客様のネットワークセキュリティ環境を実際に調査及びヒアリングさせて頂き、ご要望やご予算に合わせた最適なUTMをご提供致します。
→ファイアウォール(UTM)の構築・導入費用についてはこちら
次世代エンドポイントセキュリティ
エンドポイントセキュリティは多層防御の最後の砦として、お客様のエンドポイント(パソコンやモバイル端末)へインストールする形で導入します。このエンドポイントセキュリティの役割は「サイバー攻撃の検知及び感染後の対応を迅速に行うこと」となります。
次世代エンドポイントセキュリティでは従来のパターンによる防御の他に「ファイルの疑わしい挙動」を検知して防御することが可能です。例えばランサムウェアに感染してしまったパソコンはファイルが暗号化されていってしまいますが、そういった疑わしい挙動を検知して悪意のあるファイルはブロックし、自動的に感染前の状態に復元することができます。
このような「マルウェアの検知と感染後の対応機能」を整備することによって既知の脅威だけではなく、未知の脅威への防御を実現します。
また、管理者用のクラウド管理からアップデートを行っていない端末を把握することができるため、管理上でも非常に運用負担は少なく管理していくことが可能です。対応OSもWindowsだけではなく、androidやiOSといったモバイル端末も保護することができます。
当社では、お客様の会社にあるパソコンやモバイル端末の数を調査の上、最適な次世代エンドポイントセキュリティをご提供致します。